教育資金と万が一の備え、どちらを優先すべき?
こんにちは。
ハッピーライフコンサルティングの熱田裕保です。
今回は「教育資金と万が一の備えどちらを優先すべき?」という話をしていこうと思います。
子育て世代の方とお話ししていると、こんな声をよく耳にします。
・教育資金はちゃんと準備しなきゃと思っている
・でも、もしもの備えも気になる
・正直、どこまでやれば安心なのか分からない
実はこの悩み、とても多くのご家庭が感じているものなんです。
なぜなら、「教育資金」も「万一の備え」も、
どちらも家族を守るためのお金だからです。
では、どちらを優先すべきなのでしょうか?
教育資金は「未来」の準備、万一の備えは「今」を守る仕組み
まず、整理しておきたいのがこの違いです。
・教育資金
→ 子どもの将来の選択肢を広げるためのお金
・万一の備え(保障)
→ もしもの時でも、今の生活を守るための仕組み
どちらも大切ですが、
実は役割がまったく違うんです。
もしパパ(ママ)に何かあったら、家計はどうなる?
ここで、ちょっと想像してみてください。
もし、働き手であるパパ(またはママ)に万一のことがあったら…
・今の住まいは維持できる?
・毎月の生活費は足りる?
・教育資金はそのまま準備できる?
教育資金は「コツコツ貯めるもの」ですが、
万一のことは、明日起きるかもしれないという点が大きな違いです。
では、実際の相談者の方の事例を見てみましょう。
➀教育資金を優先しすぎていたAさん家族
Aさん(38歳・会社員)ご夫婦は、小学生のお子さんが2人。
「子どもにはできるだけ不自由をさせたくない」という思いから、
学資保険や積立で、早くから教育資金を準備していました。
教育資金は順調に貯まっており、
「うちは、ちゃんと準備できている方だと思います」と話されていました。
ところが、こんな質問をしたとき、少し表情が変わりました。
「もし今、ご主人に万一のことがあったら、
今の生活はどのくらい続けられそうですか?」
確認してみると、
万一の保障は独身時代に入った最低限のまま。
住宅ローンや生活費を考えると、
教育資金に手をつけなければ生活が成り立たない可能性がありました。
Aさんご夫婦はそこで初めて、
「教育資金を守るためにも、万一の備えが必要だった」
ということに気づかれたんです。
②保険に入りすぎて、家計が苦しくなっていたBさん家族
Bさん(45歳・公務員)ご夫婦は、中学生と小学生のお子さんがいる4人家族。
「家族に何かあったら困るから」と、
これまで勧められるまま保険に加入してきました。
気づけば、
・終身保険
・定期保険
・医療保険
・がん保険
・収入保障保険
と、複数の保険を抱え、
毎月の保険料が家計を圧迫していました。
「教育費もこれからかかるのに、なかなか貯金が増えないんです・・・」
保障の内容を整理してみると、
・同じ役割の保障が重なっている
・本当に必要な保障が分かりにくくなっている
という状態でした。
保障の“量”ではなく“役割”を見直すことで、
万一の安心感は保ちながら、
毎月の負担を軽くし、教育資金に回せる余裕が生まれたとの事でした。
保障と貯蓄は「競争」ではなく「役割分担」
この2つの事例から分かるのは、
・教育資金だけを優先すると、
万一の時に、その教育資金が崩れてしまうことがある
・保障を増やしすぎると、
今の生活や将来の準備が苦しくなってしまう
ということです。
大切なのは、
「多い・少ない」ではなく、「役割が合っているか」。
何から考えればいいの?
では、何から考えたらよいのでしょうか?
難しく考える必要はありません。
まずは、
・万一の時、最低限守りたい生活水準を考える
↓
・そのために「いくら足りなくなるか」を把握する
↓
・足りない分を、保障でカバーする
↓
・その上で、教育資金を計画的に準備する
この順番で考えるだけで、
教育資金と万一の備えのバランスは整えやすくなります。
正解は「ご家族それぞれ」だからこそ、考える時間が大切
家族構成、収入、働き方、価値観…。
どれが正解かは、正直ご家庭ごとに違います。
だからこそ、
・今の備えは多すぎないか
・足りない部分はないか
・家族を守る視点になっているか
この3つを、一度立ち止まって見直す時間がとても大切です。
教育資金も、万一の備えも、
どちらも「不安を減らし、安心して毎日を過ごすため」のもの。
完璧を目指さなくて大丈夫です。
まずは、今の家計が家族を守れる形になっているか、
一緒に考えてみませんか?